らーめんのはなし其の十
一昨年でしたか塩糀が話題になりましたが、
今度は甘糀が来そうな雰囲気ですね。
そのうちに何かやりたいと思いますが
今考えているのは煎酒
日本酒に梅干しの塩気と酸味、昆布や鰹節などの旨味たっぷりで、まだ醤油が無かった時代の調味料。
室町時代からあるもので、江戸中期以降醤油に取って代われるまで垂味噌と共にポピュラーな調味料だったようです。
現代では逆に一般家庭ではほぼ皆無、ちょっとした日本料理店でしかお目にかかれないです。
何しろ純米酒を煮詰めて作るもので非常に高価なものになりますから。
因みに垂味噌は鎌倉時代からある調味料で素麺等のタレはこれから来てるようです。
ただ味噌自体は現在の一般的な味噌とは違う様なので垂味噌を再現するには特殊な味噌が必要かもしれません。
それでも味噌タレ=垂味噌で麺を食う文化は実に日本らしいものなんですね。
寄り道しましたが、一般的に醤油が使われだした江戸後期より以前の調味料
煎酒
気になりませんか?
山菜のお浸し
淡泊な白身魚
小麦を感じる麺
よだれが出そうです。